外来ナーシング・カンファレンス・12 ライフプランニングセンタークリニックにて
癌患者へのアプローチ—癌が疑われている患者や癌患者にどう対処すればよいか
日野原 重明
1
,
小林 久美子
1
,
松島 たつ子
1
,
石清水 由紀子
1
,
高木 千晴
1
,
塚原 映子
1
,
井上 仁志
1
1ライフプランニングセンター・クリニック
pp.201-207
発行日 1983年2月1日
Published Date 1983/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919790
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ひとりの患者を扱う複数の医師が意見を異にするとき生じる問題
松島 今日の話題は,癌の患者さんが外来に来たときにどういうふうにケアをしたらいいか,という問題です.ライフプランニング・クリニックでの統計では,年間4000人以上の人が消化器レントゲン検査を受け,そのうち内視鏡検査を受けた方が570人ほどいました.その中に約20名に消化器癌患者が,昨年見つかっています.そういう患者さんにどうアプローチしていったらよいか,ということを話し合いたいと思います.
まず,最初のケースを小林さん紹介してください.
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