NURSING EYE
死と向き合う人により添って―死者を遺る立場から望む看護
出口 明子
1
1ギャラリー葬送博物館
pp.74-78
発行日 2003年1月25日
Published Date 2003/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903349
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私は葬儀に関する相談とサポート,情報提供を行う「ギャラリー葬送博物館」を横浜で主宰している.葬儀に関する相談・サポートは死と向き合う人々の不安や恐怖,悲しみに共感することから始まる.
相談者は看取る家族は勿論,死と向き合う本人から,最期について依頼される.家族からは,本人の意思を汲んで家族が代理人である場合と,全く本人の意思に関係ない場合と二つある.また依頼の時期は亡くなられてからのこともあるが,終末期で余命を宣告されている場合が多い.本人からの依頼は当然生前からである.
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