連載 病態生理学講義ノート・3
解剖生理学と病理学の意義とその背景にあるもの―②教官の抱える教育問題と看護基礎教科
内藤 恭久
1
1浜松医科大学病理学第一講座
pp.228-232
発行日 2002年3月25日
Published Date 2002/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903167
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はじめに
教官が解剖生理学や病理学の看護基礎教科を講義する際に抱える問題として,現行の看護教育制度や教育理念の不明確さの問題を指摘してきた1~3).
本稿では,基礎教科を含めた看護教育を充実させるための教官自身の講義姿勢の課題や,教育組織・制度の問題について述べ,教官が教育に専念できるような状況について提言し,あらためて看護基礎教科の解剖生理学や病理学の重要性を述べてみたい.
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