特集 学生とともに学ぶ医療事故防止
【慶應義塾看護短期大学「看護の日」特別企画】
「ヒューマンエラー:人は誰でも間違える―安心して医療を受けるために,提供するために」
航空会社における危機管理―パイロットの立場から
西村 勇二郎
1
1全日本空輸(株)総合安全推進部
pp.781-782
発行日 2001年10月25日
Published Date 2001/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902594
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はじめに
2001年5月12日,慶應義塾看護短期大学の「看護の日」の催しに出席して感じたことは,この企画が,看護学生が主体となり実行運営されていたこと,また何よりも学生チームの医療事故についての研究発表が,単に文献からの借り物ではなく,よく理解されまとめられていることで,驚きと同時に感動を覚えた.また学校を始め関係者の医療の安全にかける熱意にも直接触れることができ,安全の一翼を担う者として逆に勇気づけられ,そして強い連帯感を感じた.今回,執筆の機会を得たので航空の安全の仕組みについて紙面の許す範囲で紹介する(表1).
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