特集 海の外へ渡る航行者を診る—アウトバウンドにまつわるetc.
【渡航医学トピックス】
❸航空医学
福島 慎二
1
,
サトウ 菜保子
2
1東京医科大学病院 渡航者医療センター
2日本航空株式会社 人財本部 ウエルネス推進部
キーワード:
航空医学
,
機内環境
,
深部静脈血栓症
Keyword:
航空医学
,
機内環境
,
深部静脈血栓症
pp.1453-1455
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204582
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航空機内の環境は、気圧は約0.8気圧(標高1,800〜2,500 m相当)、温度は23〜24℃、湿度は10〜20%程度に調整されている。このような機内環境は、健康な者にとっては大きな問題になることはない。しかし、基礎疾患のある者やリスクのある者は、疾病の発生や悪化などに注意が必要である(表1)1)。搭乗に適さない状態はWHO(世界保健機関)の「International Travel and Health」(表2)2)に示されている。
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