特集 男子学生の現在
男子学生の母性看護学実習
母性看護学実習で学んだこと
市川 史朗
1
,
佐藤 誠
2
1十全病院
2松原病院
pp.32-33
発行日 2001年1月25日
Published Date 2001/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902427
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男性としての母性実習
日本の現代社会において,男性という立場では出産というイベントに深くかかわるということは,ほとんどないだろう.子を産み,育てるといことは当然のことのように考えられているが,男性にとって出産はまったく未知の世界である.自分自身も看護職にかかわる以前は,独身ということもあるが,出産については子を産むことであるという認識はあるものの,具体的にはまったく知識がなかった.ましてや,出産に至るまでの過程や,出産後の新生児や乳児,褥婦については知る由もなかった.
看護学校に入学し,学習することによって,具体的な知識を得ることができた.そして,学習により得た知識を実際に目にすることができた.褥婦とかかわることで,その苦悩や喜びを共感することができた.
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