インターホン
母性看護学実習を終えて—母性としての今後の私の課題
吉満 弥生
1
1日本赤十字中央女子短期大学
pp.61-63
発行日 1980年1月25日
Published Date 1980/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205663
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私が母性看護実習を終えて第一に思ったことは私の母の偉大さであった。私が双胎であったことや家庭分娩であったことに加えて,父が長男のため家族も多く,家事への苦労が多かったことなどから,母の妊娠・分娩・産褥は,どれをとっても大変であったろうと思う。そんな中で,私をここまで育て上げてくれたことに感謝の念でいっぱいである。この思いは母性看護学実習の各実習場所での実習を通して母性の各期の特徴を学び,各々の時期に応じた健康の大切さを知ることによって,ますます深まっていった。
そして現在,自分も母性としての機能が一応成熟した年齢に達したことを考えると,他人事ではなく自分のこととして受けとめることができた。そこで実習終了にあたり,その感想をまじえながら,母性としての今後の私の課題を以下に述べたいと思う。
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