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開業医における母性看護実習
曽我部 美恵子
1
1元自治医科大学附属看護学校
pp.542-545
発行日 1987年9月25日
Published Date 1987/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908417
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はじめに
看護教育におけるプライマリ・ヘルス・ケアの視点の重要性が指摘されて久しい1,2).母性看護実習に地域母子保健活動をとり入れた報告3)はあるが,開業医でのものはみあたらない.第一次医療である開業医の環境は,母子の日常生活により密着しており,母性看護の基盤である家庭や,それを取り巻く地域社会との関連性が強い.
自治医科大学付属看護学校では,従来母性看護実習として,付属病院の産科病棟と産婦人科外来で実習を行ってきた.従って主な実習施設は大学病院であるが,昭和60年度によりこれを補足する形で,開業医の診療所における実習(開業医実習)を取り入れた.看護教育に理解がある産科医(前自治医大講師)が,宇都宮で開業していたので,協力を得ることができた.
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