グラフ
がん克服 日米合同で挑んだ富士登山
椚 計子
,
椚 時子
,
勝又 智昭
,
長井 宏仁
pp.803-805
発行日 2000年11月25日
Published Date 2000/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902364
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いつになく暑い2000年の夏.「がんに克つ」「Clime Against The Odds」を目的に,日本とアメリカのがん患者約170名,ボランティアを含め総勢530名が富士登山に挑んだ.8月21日正午,小雨が降る中,富士宮口新5合目から富士山頂を目指して出発.翌22日朝,山頂に到着する予定だ.
この日米合同富士登山の企画は,南米大陸最高峰アコンカグア登頂の実績を持つアメリカの乳がん財団の呼びかけから始まった.それを受けて,日本では15のがんの患者団体が実行委員会(代表:中村道子)を結成し,2年にわたって準備をした.昨年6月には記者会見をして広く参加者を募り,1年間,国内で訓練を積んできたのである.
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