連載 病院めぐり
富士市立中央病院
窪田 尚弘
1
1富士市立中央病院
pp.1403
発行日 2007年11月10日
Published Date 2007/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101609
- 有料閲覧
- 文献概要
富士市は静岡県の中東部,駿河湾の奥まったところ,富士山を一望できる位置にあります.東海道新幹線は「こだま」のみの停車ですが,東京駅から1時間10数分の首都圏から比較的近距離にあり交通の便は比較的良好で,富士山の湧水を元に製紙工場の町として発展し,現在の人口は約24万人です.当院は昭和24年3月に町立富士病院(診療科目5科,99床)として開設され,昭和59年8月に富士市高島町に新築移転し,ベッド数596床,診療科目22科の静岡県の岳南地域の基幹病院として機能しています.各種の指定医療機関・学会認定施設になっており,産婦人科関係では地域周産期医療センター,日本産婦人科学会認定医制度卒後研修指導施設の認定施設です.病院開設時より,全科,東京慈恵会医科大学からの医師の派遣でしたが,昨今の勤務医不足のため,山梨医科大学,浜松医科大学などの協力を受けています.平成8年7月よりトータルオーダリングシステムの運用を開始,平成10年10月に病院医療機能評価機構より認定を受け,平成19年にはDPC準備病院に名乗りを上げ,今後は電子カルテの導入,地域がん診療拠点病院の指定を受けるべく全病院で取り組んでいます.病院全体の目標として,臨床研修医が研修したい病院となること,大学の垣根を取り払い研修後も勤務できるような病院が考えられています.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.