実践報告
看護職者に求められるものを知る―「看護基礎論」の課題学習
高橋 照子
1
,
小島 照子
1
1愛知医科大学看護学部
pp.771-776
発行日 2000年10月25日
Published Date 2000/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902358
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はじめに
これまで医学部のみの単科大学であった愛知医科大学に,本年4月に看護学部が増設された.開設の準備にあたった筆者らは,大学の学部教育に相応しく,学生の主体性を重視したのびのびと自由な教育を目指したいと考えてきた.詳細は本誌41巻1号で述べたが1),ここでは,新入生が看護学専門科目としてはじめて学ぶ「看護基礎論」の担当者として,筆者らが学生のレポート・発表から大きな刺激を受けた経験を報告し,看護職者に求められるものを再確認するとともに,基礎教育の方向性を考察したい.
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