第9回日本看護医療学会学術集会 会長講演
「看護職の自律への歩みと課題」
足立 はるゑ
1
1中部大学保健看護学科
pp.64-68
発行日 2007年12月30日
Published Date 2007/12/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200016
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はじめに
今回、第9回学術集会のメインテーマに看護職の「自律」を取り上げた。これは、近年の医療の高度化や慢性疾患の増加、人口の高齢化に伴い、看護実践における看護師の判断能力や対応技術等、専門的能力がより一層求められるようになってきた状況を鑑みたことによる。看護職は今後、さらに専門職として社会のニーズに応えるための、飛躍を遂げるべき方策を検討する必要があると考える。
本講演では午後からのシンポジウムに先駆けて、新ためて看護職の自律(Autonomy)とは何か、その考え方を確認し、戦後の日本における看護の歴史から自律への歩みをさぐり、今後の課題と方向性について述べる。
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