特集 変容する家族と小児病棟の現在
小児病棟の現状と改善の可能性
戈木クレイグヒル 滋子
1
1東京都立保健科学大学
pp.414-418
発行日 2000年6月25日
Published Date 2000/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902265
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家族からみた小児病棟の現状
とにかく看護婦さん達にとっては大勢いる子どもの中の1人,だから「特別にはやってられないわ」っていうふうになるんですけど,ちょっと年齢の上の子,ベッドから動けない子,そういう子に対するもうちょっと精神的なケアって言うんですかね,なんかじっくり個人的にね,話を聞いて,何もそんな重大なことじゃなくったって1週間に1回たまった話をするとか.
子どもって「やっぱり自分が一番」って思いたいじゃないですか.だから,それぞれみんなにそう思わせてもらっていいんですよ.看護婦さんに1人そういう人がいるとね,すごーく子どもって救われるんじゃないかなって.でもそれを看護婦さんに望むのはすごく無理だなって見てたんですけど.結構,もう本当におざなりっていうんじゃないけど.
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