臨床に資する看護研究―私の研究指導 第3部 研究に必要な情報
看護研究における企業の支援の可能性
竹田 和博
1
1(株)ケープ
pp.986-989
発行日 1998年11月30日
Published Date 1998/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901971
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当社は,褥瘡予防用具の製造・卸を業とする企業である.創業17年目の会社であるが,振り返れば,製品の開発,検証,改良などさまざまな過程を通じて看護職を中心とする医療の臨床家の皆様の多大な教示を得て発展することができた.とくに福祉用具を扱う企業にとっては,その製品が真にクライアントのOQLを向上させるものでなければ,普及は難しい.したがって商品の開発にあたっては看護・ケアの専門職である看護婦(士)の参画が不可欠であり,共同研究の重要性は今後ともますます増大すると考えている.
以下には,当社での実例をふまえながら企業サイドからの看護職との共同研究についての考え方,方向性について述べる.
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