臨床に資する看護研究―私の研究指導 第1部 学生に対する私の研究指導
踵部の褥創予防における円座の有効性の検討―研究指導のプロセスとその成果
真田 弘美
1
,
須釜 淳子
1
,
永川 宅和
1
1金沢大学医学部保健学科看護学専攻
pp.892-895
発行日 1998年11月30日
Published Date 1998/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901944
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はじめに
当専攻の前身の金沢大学医療技術短期大学部では,24期生をもって終校した.その期間中5期生から看護研究を始め,19回をもって1998年1月に終了した.3年制のカリキュラムの中での看護研究にはさまざまな制約があり,研究を指導する教官のストレスも大きい.しかし,グループで研究を仕上げた学生と教官が共有する満足感は言葉には言い尽くせない感動がある.さらに指導を繰り返すなかで教官が,研究を通して成長する自分を発見することができる.
ここでは,“踵部の褥創予防における円座の有効性の検討”というテーマに取り組んだ学生に対する研究指導の実際をまとめた.続けて実際の研究論文,学生の感想を紹介したい.
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