連載 「准看報告書」以後の看護教育制度をめぐって・13
准看護婦養成をめぐる問題―当事者たちは,いま
井上 久
1
1日本医療労働組合連合会
pp.365-368
発行日 1998年5月25日
Published Date 1998/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901830
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はじめに
日本医療労働連合会(以下,医労連とする)は1997年秋,『准看護婦アンケート』と『看護学生アンケート』に取り組み,1998年2月に報告書をまとめました.医労連がこのアンケートに取り組んだのは,1996年末の「准看護婦問題調査検討会報告書」が,21世紀初頭の看護婦養成制度の統合を提言し,養成所の運営についても直ちに改善すべき事項を指摘した中,当事者である准看護婦・准看学生の実態や移行措置への要望を把握するためでした.以下に集計結果を紹介しながら,養成現場の問題点や看護婦への移行措置をめぐる問題を考えてみたいと思います.
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