特集 学生の声を聴く
【座談会】学生=大人の視点での教育とは
奥野 善彦
,
蝦名 美智子
,
前川 幸子
pp.186-193
発行日 1998年3月25日
Published Date 1998/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901794
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感動を与える授業を
編集室 看護学生から看護教育について日ごろ感じている思いが届けられました.これをきっかけとして看護教育をユーザーである学生の視点から考え直してみようというのが今日の座談会の主旨です.また,教員として学生の主張への反論なども率直に出していただけたらと思います.
奥野 学生が書いたものを見て最初に思ったことは,学生たちに感動が与えられてないということです.学問的興味も,研究に入ることも,ある種の感動をどこかで受けるということがきっかけで出発するように思うのです.が,どうも授業から感動を受ける機会がない.学生は看護の実践の1つひとつの体験の意味づけにふれるような教育を望んでいると感じますね.
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