連載 南島詩人一人舞台・1【新連載】
南島詩人参上
平田 大一
pp.6-7
発行日 1998年1月25日
Published Date 1998/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901756
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周囲一六キロメートル、人口五〇〇人、村の端から端まで歩いても三分四七秒で通り抜けるほどの小さな島が、僕の生まれ育った故郷、小浜島だ。沖縄本島から更に南へ二五一マイル(約四〇〇キロ)の八重山諸島のほぼ中央にあることから「八重山のへそ」とも言われている。
小浜島の小・中学校を出て、石垣島の八重山高校へ進学、そして東京での大学生活を五年間かけて卒業、僕は迷うことなく、「島へ帰る」道を決めた。
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