特集 頻用漢方薬の使いこなし 典型レシピ・奥の手レシピ
人参養栄湯
今村 友裕
1
1国際医療福祉大学 福岡薬学部薬学科
キーワード:
Alzheimer病
,
意欲
,
食欲不振
,
人参養栄湯
,
アパシー
,
気虚
,
行動心理学的症候
,
血虚
Keyword:
Volition
,
Alzheimer Disease
,
Anorexia
,
Apathy
,
Ninjin'yoeito
pp.2359-2363
発行日 2022年8月5日
Published Date 2022/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022265990
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<Key Points>(1)この漢方処方が適応となる「主要な症候」は?疲労倦怠感、食欲不振など身体およびその機能の衰えた状態や、病後の体力低下、寝汗、手足の冷え、貧血。(2)この漢方処方が頻用される「著効患者像」は?加齢や病気によって身体機能の低下した状態、漢方学的には気血両虚の進行した状態に適している。(3)この漢方処方の主要な症候に対する「エビデンス」は?悪液質を来す悪性腫瘍、緩和医療、貧血などのエビデンスがあるが、近年は高齢者医療で有用性が報告されている。
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