実践報告
「生命活動」演習の授業展開―人間の「生命のいとなみ」を科学する
江原 美智子
1
,
遠藤 絹子
1
,
米谷 孝次
1
,
成田 しず子
1
1勤医協札幌看護専門学校看護第1科
pp.381-385
発行日 1997年5月25日
Published Date 1997/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901618
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はじめに
看護は人々の「健康に生きたい」「病気を治したい」という願いを看護の専門性を持って応援していく営みである.対象者の疾病や障害を正確にとらえ,人権を護る立場で看護展開していく力を育成するために人間の「生命の営み」を科学的に総合的にとらえることを学ばせたいと考え,本校では人間の生きて働く仕組みを科学する「生命活動」の演習を導入し,実践してきた.この演習を通して学生は総合的,科学的に生命のいとなみをとらえ,人間の尊厳へと認識を発展させた.ここにその授業実践を報告する.
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