看護教育新カリキュラムを追って・13
カリキュラム評価の視点と対象
浅川 明子
1
1神奈川県立平塚看護専門学校
pp.24-30
発行日 1997年1月25日
Published Date 1997/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901539
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新カリキュラムの評価の視点
計画されたカリキュラムが,看護教育のねらいに合致するものであるかどうかを吟味するのは教育上の重要な責務であると,誰もが認識している.しかし,従来の看護教育カリキュラムは国が詳細に基準を示していることで,ともするとそれに依存し,カリキュラム評価をおざなりに済ませていた点も否めない.この度の改正は,学校独自の考えによりカリキュラムを立案し,教育運営を展開することになる.このような自由裁量の広がりは,教員の看護観や教育観が生かせる機会でもあるが,一方では,教育上の責任が問われることにもなる.
それだけに,新カリキュラムへの移行は,カリキュラム評価の取り組みを除いては成り立たないと考えられる,ここでは,新カリキュラムを視野に入れた評価の視点について述べる.
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