Japanese
English
特集 胆膵EUSのトラブルシューティング
[診断的EUS/EUS-FNA 各論]
EUS-FNA
対象はどこまで可能か? 対象臓器・領域・疾患について
Capacity of EUS-FNA: target organs, segments and kinds of pathology
松野 潤
1
,
井上 祐真
1
,
中村 佳史
1
,
林 伸彦
1
,
安田 一朗
1
Jun Matsuno
1
,
Yuma Inoue
1
,
Yoshifumi Nakamura
1
,
Nobuhiko Hayashi
1
,
Ichiro Yasuda
1
1富山大学医学部第三内科
キーワード:
リンパ節
,
粘膜下腫瘍
,
脾臓
,
腹水
,
副腎
Keyword:
リンパ節
,
粘膜下腫瘍
,
脾臓
,
腹水
,
副腎
pp.1952-1956
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000560
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はじめに
EUS-FNAによる病理検体採取は,1992年にVilmannら1)によって膵腫瘍に対する臨床施行例が初めて報告され,その後数多くの検討によって本手技の簡便性と高い正診率・安全性が評価されている。特に胃・十二指腸に隣接する膵については,標準的描出法がすでに確立され,EUS-FNAのよい適応として広く認識されているが,実際にはそれ以外にも,食道・胃・十二指腸・直腸などからかなり広範囲にわたる領域や臓器に対するアプローチが可能である。本稿ではこうした膵以外のEUS-FNAの対象となりうる臓器・領域・疾患について解説する。
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