連載 いま,アメリカの看護教育では・4
教育方法
阿部 俊子
1
1イリノイ大学シカゴ校看護博士課程
pp.550-553
発行日 1996年7月25日
Published Date 1996/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901409
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
アメリカの教育方法と日本の教育方法で大きく異なるのは,学生の積極性だろう.授業も楽しいものが多い.学生が学期末に教員を評価し,それが大学側の教員の評価に影響するから,教員もおざなりに授業するわけにはいかない.
教員の評価内容としてイリノイ大学で用いている評価法は,
1)教員の教え方の評価,
2)教員の担当教科の知識の深さ,
3)教員が授業のために準備をきちんとしていたか,
4)授業科日の目標が明確だったか,
5)学生の質問にオープンだったか,
6)教員の学生へのサポートの程度,
7)使用教科書の適切さ,
8)授業の課題の量,
9)学生の成績の評価方法の適切さ,
10)授業からどれだけ学ぶことができたか,
などが主な項目である.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.