特集 POSの輪を広げよう―第17回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅳ
POSと継続教育―看護診断導入後の記録学習会の評価
大井 潤子
1
,
河野 美紀
1
1公立宍粟郡民病院看護部
pp.1105-1107
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901269
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はじめに
当院看護部は1984年にPOSを導入し,1990年に看護診断を導入した.第15回POS医療学会において,看護診断導入成功の鍵は具体的な導入計画とフィードバックであり,看護診断用語の概念学習の地道な積み重ねであると報告した1).
3年を経過した現在,看護診断に対する抵抗はなく,記録学習会も計画的に実施している.しかし,実践の場では個々の看護婦の診断能力に差が生じており,誤診を避ける目的で取り組んできた看護診断の思考過程の妥当性の検証2)においても,能力の差が現われてきている.看護診断導入後の評価として,記録学習会の分析と当院の看護診断能力を監査したので,報告する.
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