特集 医療の多様化とPOS―第15回日本POS医療学会報告
一般演題
POSと継続教育―当院における看護診断導入の経過
大井 潤子
1
,
河野 美紀
1
1公立宍粟郡民病院
pp.972-975
発行日 1993年11月30日
Published Date 1993/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900724
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はじめに
当院看護部は1984年,看護の専門性を追求し,質の高い看護を提供するためにPOSを導入した.POS導入後,教育の一環として継続しているPOS記録学習会(事例を取り上げ,グループワークの形で看護記録を監査・修正する)によって,オーディットの体制が整いオーディターが育成された.オーディターが教育的な関わりを持つようになった1987年頃より,以下のプロブレムの問題に直面した.
1)プロブレムは症状・病名が多く,看護介入によって解決できない.
2)目標達成の評価基準が具体的でないため,ベッドサイドケアのオーディットがあいまいである.
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