特集 POSの輪を広げよう―第17回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅳ
整形外科における退院時看護要約の充実―看護記録から情報の有用性を検討する
桑原 玲子
1
,
舟越 真弓
1
,
森田 信江
1
,
下宮 裕子
1
1広島市立安佐市民病院南B病棟看護部
pp.1102-1104
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901268
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はじめに
退院時看護要約は,実施された看護ケアの要約と情報の伝達を目的に行なわれている.
当科は脊椎疾患患者を主とし,手術を目的として入院している患者がほとんどを占めている.多忙な看護業務の中で,退院時看護要約の作成には,多くの時間と労力が費やされている.手術件数も月平均45~50件で,術後は2~3週間で退院または転院となるケースが多く,退院時看護要約にかなりの時間や労力が費やされていた.また院内統一の退院時看護要約を使用しているため,科の特殊情報が引き出しにくく,情報の混乱もみられた.退院時看護要約を看護実践の中で活用するためには,有用な情報を簡潔に早く伝達する必要がある.
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