調査と報告
大蔵地区寝たきり老人実態調査および家庭看護実習をして
松原 久良子
1
1北九州市八幡保健所
pp.208-213
発行日 1973年3月10日
Published Date 1973/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205251
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はじめに
老人問題が保健上の大きなテーマとなってきたことから,北九州市八幡保健所では,保健婦からみた"寝たきり老人"の実態を知る必要があると考え,管内の一部,大蔵地区(人口13,000)に居住する65歳以上の寝たきり老人21人を,昭和47年3月,家庭訪問,調査した。調査の結果,看護人の労力のわりには満足な看護がなされていないことがわかった。そこで,7月に,八幡保健所管内(14万人)の寝たきり老人121人の看護者に対し,新しい看護器材の紹介と看護実習を行なった。
訪問調査,看護実習後のアンケートについて報告する次第である。
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