保健婦の研究
市内某社宅地区に於ける産褥中の食餌実態調査について
滝花 代利
1
,
武田 トミ
1
,
中島 トミヱ
1
1日本製鉄所室蘭健康保険組合
pp.42-51
発行日 1957年4月10日
Published Date 1957/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201387
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
妊娠分娩産褥は,婦人の一生中の大事な事柄として,古来その期間中に於ける種々の心構えが伝承的に言い伝えられて来,又実行されて来ました.現今の医学の発達から見て,既に単なる迷信と思える様なことも,一般婦人の医学知識の未だ低いこと,又当人は正しい知識を持つていても,古い考えのお姑さんの言に支配されて実行出来ないと言う様な家庭的な事情からまだまだ合理的な出産前後の生活を送つていない婦人がかなり多いのではないかという疑問から,私たちは先ず産褥中の婦人の食生活の実態を調べてみました.
Copyright © 1957, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.