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無医地区の実態
S
pp.1367
発行日 1965年9月10日
Published Date 1965/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200991
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国民皆保険下の医療制度における最大の矛盾は,保険料を納めながらも医療をうけることのできない無医地区の存在である。
厚生省の定義によると,無医地区とは「人口,面積,地勢およびその周辺における医療機関の分布状況からみて,医療機関の設置を必要とする地区で,その中心からおおむね半径4キロメートルの区域の人口が300人以上のもの」とされており,さらにこれを,(1)第一種無医地区-周辺の医療機関を容易に利用できるもの,(2)第二種無医地区-医療機関が設けられても,その経営が事実上困難と認められるもの,(3)第三種無医地区-医療機関が設けられれば,その経営が可能と認められるもの,の3種類に分類されている。
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