特集 POSの原点と臨床への応用—第10回POS研究会記録
一般演題
POS思考のカーデックスの活用
川崎市立川崎病院POS委員会
pp.772-775
発行日 1988年11月30日
Published Date 1988/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908582
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はじめに
病院機能に関する質の評価が問われている中で,記録の重要性が高まっている.臨床現場の実践に,看護記録を機能的かつ教育的に,真に役立つものにすることはなかなか難しい.当院(川崎市立川崎病院)では昭和49年から看護水準の向上を目指して,SOAPを看護記録の一部に取り入れてきたが,その後の検討が不充分のままマンネリ化し,残念ながら現在,効果的に活用されてはいない.
今回,昭和62年7月から,POS学習会を段階的に進めつつ,看護記録の再検討を行なった.中でも看護の実践に最も活用度の高いカーデックス記録にPOSの考え方を導入し,その改善と記録の実際を行なったので,検討のプロセスと併せて報告する.
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