看護における看護診断の位置づけ―看護過程と看護診断

はじめに

　看護実践家の看護診断に対する関心は衰えることなく，ますますの高まりを見せている．看護診断の是非に対する本質的な議論さえもなおざりにされたまま，看護実践家の看護診断熱は今後も上昇していくものと推測できる．

　しかし，いまや一種の流行のように「誰も彼も看護診断」というのではなく，診断ラベルの使用が定着する気配さえも漂わせている．