海外文献にみる看護教育学研究
硬膜内投与した選択的μオピオイドアゴニスト投与後の抗侵害性感覚と運動機能低下からの回復の時間的解離/メペリディンはエンドトキシンおよびインターロイキン1αに対するラットの発熱反応を減弱させる
深井 喜代子
1
1川崎医療短期大学看護学科
pp.444-445
発行日 1994年6月25日
Published Date 1994/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900856
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目的 脊髄内に鎮痛薬投与を受けている患者の看護において,特に新しい薬物の副作用の知識は重要である.そこで最近使用されるようになった選択的μオピオイドアゴニストであるDAMGO(合成βエンドルフィン様物質)の主作用と副作用との関係とその作用機序を検討する目的で,ラットを用いて実験を行なった.
方法 ラットの後肢に加圧による痛み刺激を与え,肢を引っ込めたときの圧力(g)を皮膚痛覚閾値とした.また運動性を調べるためにトレッドミルの回転速度を静止状態から一定の速さで増加させ,ラットがつまずいて転倒するまでに要する時間(潜時)を測定した.DAMGOとその拮抗薬であるナロキソンはラットの腰仙部脊髄硬膜内に挿入した薬液注入用のチューブから投与した.
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