別冊秋号 オピオイド
PART1 臨床編
3 くも膜下・硬膜外へのオピオイド投与
小林 真弓
1
,
秋永 智永子
1
,
中島 芳樹
1
1浜松医科大学 麻酔・蘇生学講座
pp.15-20
発行日 2022年9月15日
Published Date 2022/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3104200285
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1979年に鎮痛を目的としたくも膜下モルヒネ投与が初めて報告されてから,多くの外科手術でくも膜下オピオイド投与が行われるようになった1)。硬膜外オピオイドは,術中・術後鎮痛目的で広く用いられている。オピオイドはくも膜下・硬膜外投与することで,固有感覚を失うことなく,質の高い鎮痛を得ることができる。
本稿では,現在日本でくも膜下・硬膜外に広く投与されている脂溶性オピオイドのフェンタニルと水溶性オピオイドのモルヒネについて述べる。
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