検査法の基礎理論
エンドトキシンとエンテロトキシン
大沢 仲昭
1
1大阪医科大学第一内科
pp.441-445
発行日 1989年5月1日
Published Date 1989/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205577
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
サマリー
細菌の毒性の物質的基盤である毒素には,菌体成分である内毒素(エンドトキシン)と細菌から放出される外毒素(エキソトキシン)とがある.最近,これらの遺伝子,分子構造,作用機序などについて,分子レベルでの分析が進み,病気の発症機構の解明が分子レベルで行えるようになってきた.これらを踏まえて,エンドトキシンと外毒素の代表であるエンテロトキシンについて最近の知見を紹介した.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.