特集 これからの助産婦教育
これからの助産学教育のあり方をさぐる
三井 政子
1
,
平澤 美恵子
2
1京都大学医療技術短期大学部助産学特別専攻
2日本赤十字看護大学
pp.331-335
発行日 1992年5月25日
Published Date 1992/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900379
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はじめに
助産学は助産婦の実践のための理論であり,実践と教育を支えるものである.教育と実践は相互に関連をもち,教育は実践する人材を育成し,ひいては助産業務の質を決めるものと言っても過言でない.ところで,助産実践をとりまく社会現象は,かつて経験したことのないほど変化している.性の開放と高齢化が進み少産が定着して,社会の要請として助産婦の業務の質や内容も多様化してきている.
このような状況の中で,助産婦としての役割の範囲やレベルをどこに位置づけるか,また助産技術並びに実践のモデルをどうアカデミックに構築していくかの検討を迫られている.
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