調査研究
看護教育関係者の医療技術者教育等に関する意見調査―国公私立の看護系短大および大学における教育と研究の調査研究―その自由回答の骨子要約
福崎 哲
1
1琉球大学医学部保健学科
pp.861-866
発行日 1991年12月25日
Published Date 1991/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900313
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はじめに
さきの川井らの実態調査1,2,3)によれば,医療関係職種(保健婦・助産婦・看護婦・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・診療放射線技師等)の養成機関である国公私立短大および大学の教育者間では,それらの職種は短大以上の大学レベルで教育するのが最も望ましいとする意見が多数であったことを報じている.また同じ調査の自由回答によっても,4年制の大学化に関する問題提起のほか,現行の教育内事情について忌憚のない意見がよせられた.
本報では,看護学科関係者の自由記載例を通して,現行の看護教育に潜在する不透明感の教育環境を打開する一助として,その内容を浮き彫りにしつつ教育者間の相互理解の糧とすることを試みた.
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