調査研究
進学コースにおける基礎看護技術の指導工夫―「清潔」の実習に実験的研究を取り入れて
田口 聡美
1
1北海道美唄聖華高等学校専攻科
pp.857-860
発行日 1991年12月25日
Published Date 1991/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900312
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はじめに
進学課程の学生は,すでに准看護婦(士)免許を所有しており,基本的技術は准看養成所で習得済みである.その学生に対し,限られた時間数の中で何をどのように積み重ね,基礎と応用を結びつけた授業を展開するかが重要となる.
ところが現実には,様々な学校の出身者がいること,技術が未定着な学生がいることなどから,既習の技術の復習・修正・強化の面が多いという現状である1).宮崎ら2)は,2年課程の学生は技術の単なるくり返しではなく,判断しながら行動する中で技術の基本的チェックポイントを意識化させる教育をめざしたいとしている.
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