特集 看護婦不足解消は教育現場の改革から
生徒を送り出す側からみた看護教育―安心して送り出せる看護界を期待して
田口 正男
1
1神奈川県立橋本高等学校
pp.646-652
発行日 1991年11月25日
Published Date 1991/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900271
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県立橋本高校は今年で創立14年目を迎えた比較的新しい学校である.私は新設初年度に赴任し,担当する教科(理科:生物)の関係から看護婦志望の生徒たちと多くの関わりを持ってきた.
高校を卒業し看護学校(含短大・大学)へ進んだ彼女らからは,おりを見て多くの手紙が寄せられてくる.その内容は時に実習の体験であったり,寮生活の出来事であったりと様々である.そして,後輩の進学指導に少しでも役に立てばという思いにあふれたものがほとんどであった.しかも,それらは体験者でなければ得られないような貴重なものばかりであり,私の進路指導の大きな糧となったことは言うまでもない.
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