特集 看護婦不足解消は教育現場の改革から
看護教育の抱える問題―学生を迎える側として看護教育の現場を振り返る
鹿島 友義
1
1鹿児島大学医療技術短期大学部
pp.653-658
発行日 1991年11月25日
Published Date 1991/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900272
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どこの大学でも事情は変わらないと思うが,4月の入学式がすむと,ただちに次年度の入試の準備が始まる.その年度の入試の反省に始まって,6月までには募集要項の検討,7月には学力試験問題の出題委員の委嘱,出題方針の話し合い等が始まる.
大学,短大にいる者にとって,入学者選抜は1年を通して頭を離れない重要課題の1つである.大学がどのような方法で入学者選抜を行なうかは,大学がどのような学生の入学を望んでいるかということと関連しているはずである.そうであるなら,看護学科の入学者選抜が現行のような学力試験主体の方法で良いはずがない.
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