特集 新卒者の採用活動とフォロー
学生を送り出す側から新卒者を迎える看護管理者に望むこと
網野 寛子
1,2
1東京都ナースプラザ
2前都立板橋看護専門学校
pp.99-101
発行日 2009年2月10日
Published Date 2009/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101409
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はじめに
りんごのような赤いほっぺをしていた少女が,看護学校の3年間ですっかりレディに変わる。卒業式では,下級生から贈られた深紅のバラのコサージュが,彼女たちの胸で明るい未来を約束するかのように華やぐ。
卒業後は,保健師学校や助産師学校へ進む者,特別な理由のある者を除き,ほとんどが病院へ就職し,社会人としての第一歩を踏み出している。新卒看護師は現在売り手市場であるため,看護学校としては,国家試験対策ほど神経質にならないけれど,就職を見届けるまで責任があることに変わりはない。筆者が在籍した都立看護専門学校(以下,都立看学)における就職対策の現状をお伝えし,病院の看護管理者に新卒者を受け入れるにあたって考慮してほしい事項を述べていきたい。
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