連載 ペリネータルケア・11
新生児の蘇生[2]—効果的な蘇生法が行なわれるために
竹内 徹
1
,
横尾 京子
2
1大阪府立母子保健総合医療センター
2大阪府立母子保健総合医療センター周産期2部
pp.883-886
発行日 1983年11月25日
Published Date 1983/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206334
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前回では,新生児仮死の病態生理を動物モデルを用いて説明した.重ねて強調したいことは,仮死の新生児を取り扱う場合は,1つ1つの処置に対する児の反応を適確に判断しながら,次の処置を考えていくことがいかに大切かということである.Apgar点数が6点であったのに,現在けいれんを起こしているということでは,まさに結果的には無意味であろう.今回は,蘇生術の詳細よりも,その準備に必要な事項および,その後の看護のポイントについて述べる.
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