特集 男子学生の現在
男子学生の母性看護学実習
1人で褥婦を受け持つ実習形態へのとりくみ
西田 妙子
1
,
高田 敏恵
1
,
北崎 直美
1
,
中橋 喜美恵
1
,
坂井 恵子
1
,
古木 優子
1
1石川県立総合看護専門学校
pp.19-23
発行日 2001年1月25日
Published Date 2001/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902424
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
当校は石川県金沢市内にある総学生定員数は650名の保健婦,看護婦,准看護婦の養成所である.看護婦養成コースは3学科あり,第一看護学科(3年課程全日制),第二看護学科(3年課程定時制),第三看護学科(2年課程定時制)である.
1990年度の看護教育カリキュラム改正に伴い,男子学生は女子学生と同様に母性看護学実習を行うこととなった.以来,当校では男子学生は女子学生とペアを組み,母性看護学実習を行ってきた.大田1)は「男子学生の母性看護実習に対する事前からの規制は,学習意欲や看護を提供したいという意識を抑制するものであるから,一律の規制は望ましくない」と述べている.ペアを組み実習を行うことで,ペアを組む女子学生の負担や男子学生が主体的に行動しにくいことが検討課題として挙げられていた.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.