特集 患者教育―教育技法を学ぶ
“患者教育”の授業の一展開―小グループ学習で効果的に
田村 綾子
1
,
南 妙子
1
1徳島大学医療技術短期大学部看護学科
pp.533-536
発行日 1991年9月25日
Published Date 1991/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900251
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患者教育(患者指導)は看護の不可欠な機能の1つで,基礎看護教育の中でも重要視されつつある1).また,学生が取り組む患者教育についての実践報告例も見られるようになった2,3).
しかし現状においては,実際に学生が臨床実習で患者教育を始めるとなかなか指導効果が得られず,戸惑いやあせりを見せているのをしばしば経験する.このため本校では,患者指導過程の体得を目的として,臨床実習に出る前の学生に,小グループで指導案を作成させ,学内で発表する方法を取り入れている4).この授業形式により,学生は多くのインパクトを受け,患者教育の方向性を身につけていることがわかった.
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