調査研究 基礎看護技術教育のあり方(その2)
臨床実習における学生の満足度と実習指導について
山口 桂子
1
1愛知県立看護短期大学
pp.95-99
発行日 1991年2月25日
Published Date 1991/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900170
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はじめに
看護教育において臨床実習が重要な役割を果たしていることは周知のことであるが,学生にとっては実習における達成感や満足感が,そののちの学習の動機づけとなり,ひいては,職業観にも大きな影響を与えることが予測される.
我々はこのような観点に立ち,臨床実習における知識や技術の習得度,その際の満足感,さらにそれらをとりまく実習条件等との関連について,学生の意識調査により検討を重ねてきた1~7).その結果,実習成果や指導体制のなかで満足度に影響を与えている要因について,若干の知見を得たのでその概要を報告する.
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