調査研究 基礎看護技術教育のあり方(その1)
看護技術の実施ポイントに関する検討
倉田 トシ子
1
,
桑野 タイ子
2
1横須賀共済病院看護専門学校
2埼玉県立衛生短期大学
pp.29-35
発行日 1991年1月25日
Published Date 1991/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900157
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看護実践における看護技術は,1人1人の看護婦の経験や技術の習熟度によって個人差がみられる.しかし,看護技術には一定の客観性が必要である.看護チームは統一した看護技術水準を保つ必要があり,また,確実で効果的な看護実践を行なうには,適用する技術が客観性,妥当性をもっているかどうかが問題となる.
技術を構造的にみると一定の内容(手技),手順がある.たとえ1人1人の看護婦の実践では経験による技能的な違いはあっても,その技術の原理原則,つまり客観的な側面では共通するものがあるはずである.
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