調査研究
床上排尿体験に関する一考察―初回と2回目を比較して
大石 杉乃
1
,
大原 宏子
1
,
平林 千佳里
1
1東京都立医療技術短期大学
pp.846-851
発行日 1990年12月25日
Published Date 1990/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900146
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看護の場において,患者の床上排泄を援助する機会は多い.床上排泄は,一度体験すれば2回目以後の実施が容易になるといわれている.手術前の患者に対するオリエンテーションプログラムには,必ずといってよいほど床上排泄の項目が含まれており,床上排泄体験の有無がその後の看護に大きな影響を与えていることを,多くの看護婦たちが実感していることは疑いない事実である.
しかしながら,床上排泄を一度体験すれば2度目以後の体験が容易になるという事実は,いまだ客観的には実証されていない.
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