教材研究
看護研究の必要性とその実践例
稲川 孝司
1
1国立泉北病院附属高等看護学校
pp.289-295
発行日 1990年5月25日
Published Date 1990/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900048
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はじめに
先日,内科医の先生と話す機会があり,話が看護学生のことにおよんだ.一般論であるが,以下に紹介してみる.
「看護学生は看護について自由に発想するということは比較的少なく,知識や技術をつめこんでいるという感が強い.また,同じ看護婦でも大学(短大)出身者と各種学校卒業生とを比較すると,各種学校卒業生は,技術は優れているが,発想に乏しく,目先のことしか考えにくい.それに対して,大学卒業生は,技術は未熟だが,発想が豊かで,さまざまな方向から考えることができる」
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