特集 学生の意識を知るための調査
看護学校教育への提言―卒業生へのアンケート調査より
平岡 純一
1
,
谷 眞子
1
1和歌山看護専門学校
pp.439-443
発行日 1994年6月25日
Published Date 1994/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900855
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はじめに
近年,看護職の不足,質の向上といった問題が深刻な懸案となっている.看護教育に携わる我々としても,この課題に真剣に取り組まなければならないことを痛感し,いかにすれば,より良き看護職を,多く世に送り出すことができるかと模索している.その一環として,卒業後看護職として活躍し,貴重な体験を持つ人々から,看護学生時代を顧みて,当時の情報を得ると共に,それらに関する批判や意見を聞き,実際に臨床の場において,より効果的な学校教育の在り方やカリキュラムを検討する上で重要な示唆が得られることを期待し,今後の学生の教育に役立てたいと考えこの研究を試みた.
ここに用いた調査結果は「看護婦の意識調査」として行なった一連のアンケートの設問75項目の中から,本題に関するものを選び検討したものである.
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