特集1 実践にいきるフィジカルアセスメント
フィジカルアセスメントの授業の工夫―鹿児島医療技術専門学校の実践
杉戸 結香
1
1鹿児島医療技術専門学校看護学科
pp.688-696
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202172
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はじめに
鹿児島医療技術専門学校看護学科(以下、本校)では、「共通基本技術Ⅲ(ヘルスアセスメント)」という科目を1年次に2単位60時間で設定しており、バイタルサイン、系統別のフィジカルアセスメント、精神的・社会的側面も含めたヘルスアセスメントの単元で構成しています。私たち教員は、フィジカルアセスメントをどのように教授し、どうすれば能力を育成できるのか、日々試行錯誤しながら授業を行っています。そのなかで、安永悟先生が提唱されている「協同学習」や「LTD話し合い学習法(Learning Through Discussion)」注1を取り入れて実践しています。今回はその内容を中心に、本校でのフィジカルアセスメントの授業の工夫と様子についてご紹介したいと思います。
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