特集1 実践にいきるフィジカルアセスメント
フィジカルアセスメントの各論をどのように授業で展開するか―基本の考えと活用
山内 豊明
1,2
1放送大学大学院
2名古屋大学
pp.680-687
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202171
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フィジカルアセスメント科目のカリキュラム上での位置づけ
やはりいろんなことを知っていたほうが勉強しやすい。「この科目を何年生のいつにやるか」というカリキュラム上での配置を考えるときは、できればより後のほうがよいであろう。知らないときにやるよりは、何かしら知ってから学んだほうがよいと思うのは当然であろう。それゆえに、カリキュラムでの科目配置は後ろから場所の取り合いになってしまう。
だからといって、無闇に前に置いてしまうわけにもいかない。ある科目のことを知らなければ、その先の科目の学習自体が成り立たないというものもあり、後ろから埋めるだけでなく、これ以上前にもいけないというストッパーも必要である。これがprerequisite(前提条件、履修要件)という考え方と役割である。
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